思春期とは
思春期とは心と体が大人になるために必要な期間です。
思春期は個人差はありますが、早ければ10歳くらいから始まり18歳ぐらいまで続くと言われています。始まる時期と終わる時期が子どもによってバラバラなのです。
近年では思春期遅発症という発育の遅れの問題や、反抗期がないことでの後々への影響など問題はさらに複雑化しがちです。
関わり方
幼いころは、手をつないで!抱っこをして!と意思表示をしてくれていたけれど、何も言わず悩んでいる我が子に対してどう関わっていったら良いのか難しいですよね。
ありきたりだけれど大事な点について抑えていきたいと思います。
話しやすい雰囲気を作る
自分の考えや気持ちを誰かに話すことは、たくさんの効果をもたらします。自分の置かれた状況を客観的に見つめ、自分の気持ちを整理することが出来るのです。
子どもと一緒に過ごす時間を増やして、子どもが話しやすい雰囲気を作りましょう。
規則正しい生活をさせる
規則正しい生活習慣は、学力や体力の向上だけでなく心の安定にもつながります。
決まった時間に起床・就寝
就寝時間が遅い子どもほど、漠然とイライラを感じる割合が高い傾向にあります。
バランスの良い食事
一日の始まりの朝ご飯をしっかり食べましょう。
子供の変化を見逃さない
『食欲がない』『帰宅時間が遅い』『体調が悪そうな日が多い』など、子どもの普段と違う変化を見逃さないようにしましょう。
子どもからのSOSサインかもしれません。
役割をもたせ尊重する
思春期は「どうせ自分なんか」と自己肯定感が不安定になりやすいです。簡単な家事や留守番など、できるだけ干渉せずに子どもに任せてみましょう。
まとめ
近年では反抗期が無い子どもも多く見受けられます。ひと昔前には思春期に反抗期が無い子どもは大人になって社会に対する反抗期がくるとも言われていました。しかしそれはその子の結果論であって、なんの根拠もないのかもしれません。
近くで暖かく見守り、本当に必要な時だけ手助けをするのが理想なのでしょうが、なかなかちょうど良いバランスで関わるのは難しいものです。
我が子のことを考え、その時その時で試行錯誤しながら関わっていくことで、子どもが大人になって同じ問題に直面した時にようやく親のありがたみに気が付くことでしょう。
結果をすぐに求めず、長い目で我が子の成長に付き合いましょう。