不安障害やパニック障害のために服用しているパロキセチンを1週間飲み忘れた時に出現した症状とは。

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心療内科で処方して頂いたお薬をかれこれ6年以上服用しています。

今回は久しぶりにインフルエンザに罹患し、インフルエンザウイルスの脅威を身をもって体感しました。

あまりのしんどさと薬の多さに気を取られ、普段毎日服用している薬をなんと6、7日飲み忘れてしまったのです。

薬を飲み忘れた結果がどうなったかと言うと、本当に辛く苦しい思いをしました。薬の服用を再開しても1週間ぐらいは体調が悪かったです。

目次

経過状況

毎晩寝る前にパキシル30㎎を服用している私が、インフルエンザの症状により薬を飲み忘れたと思われる1日目からの様子を下記に残しておきます。

・1日目(日曜日)

 だるい・頭痛で昼から寝込む。パキシルを飲み忘れた可能性が高い。

・2日目(月曜日)

朝起きたら熱が38度。病院でインフルエンザとコロナの検査。

インフルエンザA型と診断され、4種類の薬を処方される。インフルの検査(鼻の中に綿棒)をした後、あまりに痛いのが長かったせいか、だんだん気分が悪くなってきて誰も周りにいなかったので、こっそりソラナックスを服用する。

待ち時間が長く、不安が強かったのでとてもしんどく、椅子の上で横になって待つ。

この日もパキシルを飲み忘れた可能性大。

・3日目(火曜日)

インフルエンザを治すため、一日三回、4種類の薬を飲むことに専念したため、パキシルの存在すら忘れていた可能性大。

食事と薬以外は一日中、爆睡。

・4日目(水曜日)

3日目と同様だったと思われる。大事な仕事に顔だけ出して2時間ほどで帰宅。ほとんど座っていたので問題無し。パキシルの存在は忘れたまま。

・5日目(木曜日)

熱も下がり2日経っていたので、大事な仕事を片付けに行く。動いていたら案外平気で引き続き、パキシルの存在に気付かない。

・6日目(金曜日)

仕事で車を運転して遠方に行く。すこししんどい気がするが、インフルエンザで病み上がりなのでそこまで気にしない。この日もパキシルの存在に気付かない。

・7日目(土曜日)

仕事前にガソリンスタンドに灯油を購入しに行き、家に戻りヒーターに灯油を補充するだけでかなりしんどい。

仕事は座っている時間も多かったため、問題無くこなす。パキシルは忘れたまま。

・8日目(日曜日)

 買物に行ったがとてもしんどい。家に帰って横になっていても頭の中で「シュッ、シュッ」と時々、音がしているような気がする。

ここでようやくパキシルの飲み忘れに気が付く。昼頃、すぐにパキシル30㎎を服用。

お腹の調子が悪く、立っているとめまいがしてくるが、なんとか仕事を無事こなす。

・9日目(月曜日)

昼間にひどい水下痢。吐き気が続いて調子が悪く仕事を休む。

1週間飲み忘れていたのに、昨日急に30㎎一気に服用したのが悪かったような気がして、パキシルを朝に20㎎、夕方に10㎎と分けて服用。

念のため心療内科に電話して、調子が悪いがこのまま30㎎毎日服用して大丈夫か確認を取る。受付の方経由で先生から「急に飲みやめたのと、急に飲みだしたの両方で薬の副作用があるかもしれないが、そのまま飲み続けて大丈夫です。」と折り返し連絡がある。

・10日目(火曜日)

朝30㎎飲んだら時間が経つにつれ調子が悪いような気がする。もともとは夕食後にパキシルを飲んでいたため、明日の朝の分を寝る前に服用。

仕事が休みだったので家の中でゆっくり過ごす。横になっていたら案外平気。立って動くとしんどい。

・11日目(水曜日)

昨日よりだいぶ調子が良い。立っていたら思い出したように時々、うっすらと気分が悪くなる。ソラナックスを服用して仕事に行く。立ち仕事も全然平気にこなす。寝る前にパキシル30㎎を服用。

パロキセチンとは

SSIR(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)に分類される抗うつ剤です。

簡単にいえばセロトニンという働きを高めて、落ち込みや不安を和らげるお薬なんですよ。

県外に引っ越しをする前に通っていた病院ではセルトラリンを処方されていました。

このSSIRに分類されるお薬は日本では4種類取り扱いされています。

パキシルパロキセチン
ジェイドロフトセルトラリン
ルボックス/デプロメールフルボキサミン
レクサプロエスシタロプラム

抗うつ剤ですが、うつ病だけでなく不安障害やパニック障害、外傷後ストレス障害(PTSD)にも幅広く処方が認められている薬なので、服用している方は思いのほか多いのではないかと思っています。

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