逆さまつげとは
上記の写真の下まつげが上を向いているのが分かりますか?これが逆さまつげです。
小学生の時から学校の眼科検診では、『睫毛内反症(しょうもうないはんしょう) 要観察』と書かれた保護者宛のプリントが毎年手渡されてきました。
まだ顔が少しずつ変わる過程で、下のまぶたも開いてきて逆さまつげも解決するだろうと楽観的に考えてきましたが変化なし。
眼科ではまつ毛が目の中に刺さって角膜?に傷がつき始めているので、緊急ではないが本人が痛がるようなら形成外科を受診してみてはと勧められました。
この度、中学校3年生(15歳)で本人の希望もあり手術を受けました。
手術
まぶたの内反(内側に倒れている部分)を外に向けて固定して縫合します。
術後5日~7日程度で抜糸を行います。術後2週間程度で80%程度の腫れが改善し、残りは3~6か月かけて徐々に自然な状態に回復します。
術後、痛み止めと抗生物質が処方されました。
手術のリスク
手術ですのでリスクも考えておく必要があります。
・筋肉の動きが悪いなど、十分な改善が得られない場合は再手術が必要。
・二重の幅や目の開きに左右差ができる場合がある。
・合併症として出血・感染・血腫・薬に対するアレルギー反応の可能性がある。
・手術をしても徐々に元に戻る可能性もある。
術後経過の記録
手術後は当分外に出られないねと話していたのですが、手術1週間後の登校日(夏休み中に手術しました)は普通に学校へ行けました。
学校で友達に観察してもらったところ、「玉結びと玉止めあるやん!」と縫合してある部分に発見があったらしく2人で大笑いだったらしいです。
中学生女子恐るべし。
手術当日
手術後すぐの写真です。痛みがひどいらしく処方箋薬局で処方された痛み止めをすぐに飲みました。
手術2日目
手術2日目です。写真を撮るのでこちらを見てほしいと伝えましたが、痛くて目が開かない状態です。本日も痛み止めを飲んでしのぎました。
手術3日目
眼が見開くようになりました。目ヤニが多く出ています。
手術9日目
少し分かりにくいのですが縫い目の個所が水泡っぽく見えるところがあります。
手術12日目抜糸当日
抜糸後になります。座ったまま糸を抜いてもらうのですが、とても痛かったそうです。5分ぐらいでしょうか。短時間で終わりました。
抜糸3日目
赤みも少し引いてきました。1か月後に経過観察で診察に行く予約をしました。
まとめ
部分麻酔をしての簡単な手術ということだったのですが、目の下なのでオペが視界に入ってしまうため怖くてパニックになってしまうのではないかと心配していました。(私は怖いので考えただけでも無理です・・・)
しかし娘としては、目がぱっちりとして大きくなるのではと楽しみの方が勝っていたようです。痛みや注射に比較的強い子ですが、さすがに痛かったようです。
住友生命の医療保険(日帰り手術の給付金が下りるプラン)に加入していたので、申請することにより5万円の手術給付金を受け取ることができました。