ペットを飼っていて引っ越しするのは本当に大変ですよね。我が家では猫を1匹飼育しているのですが、先日、旦那さんの転勤でペット飼育可の物件に引っ越しをしました。
ペット飼育可能な物件では専用の規定が定められています。それに伴って必要な書類があるので、これからペットと共に引っ越しを考えている人は是非参考にしてくださいね。
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不動産屋に提出が必要だった書類は下記の3点です。
- ①猫の全身が写った写真を1枚。
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縦横の指定はなかったので縦で撮影。スマホで撮影して自宅のプリンタでカラー印刷したものを提出しました。耳の先からしっぽの先まで写った可愛い写真を用意しましょう。提出した写真はコピーされたようで、原本は返却されました。
- ②動物病院の診断書。
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不動産屋が指定する診断書の用紙を渡されました。用紙の上半分は猫の名前などを飼い主が記入し、下半分は動物病院の獣医さんに証明をもらうものです。行きつけだった獣医さんも動物の診断書を書き慣れているようで、アレルギーの有無などささっとその場で仕上げてくれました。
- ③ワクチン接種とその証明書。
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今回、3種か5種のワクチン接種の証明書を提出してくださいと不動産屋から言われました。獣医さんにその旨を伝えたら、家の中で飼っているので3種でいいと思いますと助言があったので、3種を接種して証明書をもらいました。
※アレルギーなどでワクチンを接種できない場合は、診断書に明記が必要とのこと。ワクチンについて調べたので、次の項で簡単に説明します。
猫のワクチン接種
犬は狂犬病の注射などを耳にしますが、猫のワクチン接種とは何だろうと知らない方も多いと思います。
私自身も独身の時から猫を数十年飼育していますが、猫にワクチン接種を受けさせた事はさほど多くありません。最初に猫を飼いだした時と、賃貸物件への引っ越し時にワクチン証明が必要な時だけのほんの数回だけです。
それでは何のワクチンなのかを見ていきましょう。
3種 | 5種 | |
猫ウイルス性鼻気管炎 | ○ | ○ |
猫カリシウイルス感染症 | ○ | ○ |
猫汎白血病減少症 | ○ | ○ |
猫白血病ウイルス感染症 | × | ○ |
猫クラミジア感染症 | × | ○ |
ワクチンを打ち終わった後、動物病院で下記のような証明書が発行されました。緑色のシールがワクチンの種類の証明です。不動産屋には原本の提出が必要だったため、一応コピーをとって手元に置いていたのですが、写真と同じで証明書も提出した原本は返却されました。
ペットと暮らす賃貸物件をさがすポイント
私事ですが独身時代から猫と一緒に引っ越しをした数は5回にもなります。持ち家や実家も含まれているため、全部が全部、賃貸の物件に引っ越したわけではありません。
今まで住んでいたところは持ち家だったので気楽なものでしたが、今回は賃貸のマンションに住むことになりました。
①動物飼育可の物件であること
まずペット可の物件かどうかを確認する必要があります。猫は良いが犬は不可、小型犬は良いが大型犬は不可、1匹なら良いが2匹はダメなど、ひとくくりにペット可といっても条件がある場合は多いです。
正直言うと私自身、若いころペット可ではない物件で猫を飼っていた時期がありました。動物飼育可の物件はそもそも数が少ないし、家賃や初期費用も高めです。こんなことを言ってしまえば元も子もありませんが、場所によってはペットを飼っている人もいますよね。
しかしペットは大事な家族。鳴き声やバタバタと走る音は気になるものです。ペット禁止物件に住むならなおさら神経を使うことになります。気兼ねなく窓を開けることもできません。
飼い主である自分自身もしんどいし、ペットも敏感に飼い主のストレスを感じとることでしょう。そうならない為にもペット可の物件をさがしましょう。
②鉄筋コンクリート造り
地域によってはペット可能物件が多い所と少ない所が分かれると思います。ペット可物件が多い地域によく見られるのが、2階建てのアパート物件が多く建ち、築浅物件で家賃が手ごろにも関わらず、空室がある地域です。
2階建てのアパート物件はあまりお勧めできません。理由は簡単です。アパートは外観の見た目がどれほど頑丈そうでも、壁が薄いのです。私の経験上、上のトイレの流す音が聞こえるレベルです。
あなたのペットが静かな子でも、隣の部屋の子は分かりません。隣のバタバタと走り回る音や鳴き声が、あなたとあなたのペットのストレスになる可能性があります。
鉄筋コンクリート造のマンションが1番です。そこまで気にはなりませんが、鉄筋コンクリート造でも隣の犬の鳴き声は聞こえます。
③腰板
猫を飼育している人には部屋の壁に腰板が貼っている物件がおすすめです。腰板とは壁の足元から腰の上のあたりまで貼られている板のことです。
猫は壁の角に体を擦り付けたり、壁を引っかいたりする子も多いと思うので、腰板は壁紙が汚れにくい点で優れていると思います。何より腰板の貼られている物件は、ペットが飼われることを前提としたものなので、ペットに配慮されている暮らしやすい物件といえるでしょう。
④猫とびら
部屋のドアにペットが出入りできる扉が付いている物件がおすすめです。ペットによっては使わない子もいるのですが、扉をくぐって猫が出入りするのを見ていると便利だなと思います。
猫自身が静かなところ、気温のちょうどいい所を選び、トコトコと移動する姿は可愛いものですよ。
まとめ
ペットと賃貸物件に引っ越しをする場合は、あなたもペットも住みやすい物件をさがしましょう。可能であれば建物の造りがしっかりとしている鉄筋コンクリート造のマンションで、壁に腰板が貼られている物件がおすすめです。
今回、3種か5種のワクチンを打っていることが条件でした。動物病院で家猫(外には出さずに飼育)の場合は、3種をおすすめしていますとのことだったので、迷ったら3種ワクチンで大丈夫です。値段が違いますし、必要ないなら猫の体にワクチンを入れずとも良いと思うのです。
実は不動産屋から診断書の書式用紙をもらったのが、ワクチンの接種後だったので動物病院に行くのが2度手間になりました。ワクチン接種時に診断書ももらえるように、所定の診断書の用紙があるのか不動産屋に確認しておきましょう。
ただでさえ引っ越しをするとなるとバタバタと忙しくなるので、ペット可物件では別に提出書類が増えることをあらかじめ確認しておくとスムーズですよ!